ICPC 2022 Asia Yokohama Regional 参加記

チームKOSMOSとしてauauakyawaと共に ICPC 2022 Yokohama Regional に参加してきました!昨年チームを組んでいたむかでさんがコーチをやってくださいました。

チーム紹介スライド

私がDiscord全く返信してない間にkyawaが作ってくれたチーム紹介スライド

結果

結果はABDGの4完で23位。国内予選の惨状()*1を考えると、善戦したかなと思っています。なお企業賞ガチャは大失敗でした。

順位表

反省点は自分がBとDでかなりペナを出してしまったこと。これが少なければ1つか2つは順位を上げられていて企業賞ももらえていた可能性があったのでかなり悔しいです。

チーム戦略

3年ぶりのオンサイトでPC1台の制約ということで、過去の反省などを思い出しつつ事前にルールを設けました

  1. 最初にサンプルを試してから5分以上デバッグが完了しない
    → 印刷してデバッグに切り替え、キーボードを他の人に譲る

  2. 実装待ちの問題が4問以上 or 残り時間が1時間半
    ペアプロに切り替える

  3. C以降は必ず解法と実装方針を誰かと共有してから実装し始める

 

1. はデバッグでだらだらとPCを独占しないためのルールです。実装が一旦終わりサンプルを試したが合わない!という時には時間を決めて他の問題の実装に移った方が良いです。

2. は5時間を上手に使い、解ける問題を確実に早く通すためのルールです。今回の難易度では「4問以上」という基準は多すぎました。実際にはたしか残り2時間くらいのタイミングで、残り時間はE、F問題に注力することを決断しました。

3. は誤読などによる時間ロス、ペナルティを回避するためのルールです。解法だけでなく実装方針についても誰かと会話してから実装し始めることで、実装やデバッグにかかる時間の短縮も狙っています。

またコンテスト中に各問題の進捗を管理するための表を用意しました。

進捗管理表

(※本番使った紙は捨ててしまったため、画像はイメージです。)

使い方としては、該当するところに名前を書き、誰かと共有したら〇を付けておくという感じです。上記のルールを守りつつ上手く時間を使えているか確認するのに役立ちました。

本番

コンテスト開始直後の流れは

  • auaua → コンテスト環境ログイン、エディタの設定、テンプレート写経など
  • HayatoY → A問題
  • kyawa → B問題

と決めていました。

A問題

開始10分でAC。全体の中でも割と早いタイムで頑張ったと思います。

B問題

kyawa君が苦戦していてA問題が通った後も解法に辿り着いていないようでした。私が問題概要を聞いてすぐに解法が浮かんだのでA問題に引き続き実装も担当することにしました。

事前に決めたルールではB問題までは誰かと共有せず1人で進めてしまっていいことにしていましたが、少し不安だったので3人で軽く解法を共有してから実装に入りました。

ここまでは俺ファインプレー!!!!だったのですが、オーバーフローや境界条件に等号含むかどうかなど、初歩的なミスを連発し2ペナ出してしましました。auauaが一緒にデバッグしてくれてなんとかAC。本当に助かりました。

長らく競プロをサボっていたことにより、大まかな方針を出す考察力はそれほど落ちていないものの、細かい条件を詰める部分や実装力などが明らかに落ちていることを痛感させられました……。

D問題

他のチームがどの問題を多く通しているかなど確認しつつ、3人で後ろの問題に目を通し、私がD問題解けそうだったので、解法共有してから実装に取り掛かりました。

これも考慮漏れケースなどがあり、途中他問題の実装にPCを譲ったりしながらデバッグして3ペナののちAC。ほんとすまん。

G問題

D問題のデバッグと並行してauauaが実装してくれました。途中考察が不十分だったところがあったらしく相談されたので、自分も解法や実装方針について少し口を出しました。D問題AC後は自分も横で実装を見ていて、最終的にはノーペナAC!ありがとう。

E、F問題

以降はE、Fの2問に注力すると決め、3人で話し合いつつ、考察が詰め切れていなくてもできそうな部分まで実装してみるなど色々していましたが、ACまでは漕ぎ着けず4完で終了となりました。

コンテスト終了後

企業ブースを回って大量のグッズやステッカーを手に入れる、2集団がマージされた謎メンツで鳥貴族の前で「みんはや」で盛り上がるなどしました。

来年に向けて

来年はホスト校が東工大に代わり、慶應の暖色コーダーが自分以外全員いなくなるらしくて困りました。後輩たちを育てていかなければという気持ちですが、今年1年間は他のサークルやモバイル開発やインターンなど、競プロ以外のことばかりやっていてコンテストにもほとんど出ず、慶應の競プロコミュニティに全く顔を出していないため、後輩をほとんど知りません。

来年はまた競プロの方もしっかり精進していきたいと思いますので、学内の競プロerのみなさんからたくさん絡んできてくれると嬉しいです(他力本願)。よろしくお願いします。

おわりに

1年以上(昨年の国内予選)ぶりのブログ更新になってしまいましたが、主に戦略について来年以降他のチームの参考になればと思い、かなり詳しく書きました。しかし来年も自分は ICPC に出る予定なので、同レベル帯の人たちにはあまり参考にしないでいただけると助かります

最後までお読みいただきありがとうございました!!

*1:ホスト校枠を持っている慶應からは3チーム以上の突破が期待されていましたが、我々が黄Coder2人を擁しながら不甲斐ない結果を残しホスト校枠を使いました。大変申し訳ありませんでしたm(__)m